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自己責任モデルと教育モデルから見えるタッチフォーヘルスの本質

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こんにちは。
東京キネシオロジー&任督五行アロマセラピー教室「Aromadaya」の楠りつ子です。

今回は、前回のブログの続きとして、タッチフォーヘルスの根幹にある「自己責任モデル」や「教育モデル」について、私自身の学びと気づきをシェアしたいと思います。


■「診断・治療しない」からこそ、尊重と自由がある

タッチフォーヘルスを含む多くのセラピーでは、国家資格を持たない人が診断や治療をしてはいけないという原則があります。
これは決して制限ではなく、実は「人を尊重する」という深い哲学に基づいたものだと、私は感じています。

心理学者カール・ロジャースの「ほとんどのセラピーは不要で、むしろ逆効果になることもある」という言葉。
過去に耳にしたときは驚きましたが、今ではその意味がしっかりと腑に落ちています。


■不調の“原因”は、一つではない

体の痛みや不調があると、私たちはつい「どこが悪いのか」と原因を探したくなります。
でも、それが一つに特定できるとは限りません。
その背景には、生活・家族・仕事・お金・人間関係など——
その人の“LIFE(人生・生活全体)”が深く関係しているのです。

一時的に良くなるセラピーやアドバイスでも、背景を無視してしまえば、
かえって逆効果になることもあります。
なぜなら、答えはいつも「その人の中」にあるからです。


■なぜ「自己責任モデル」「教育モデル」なのか

タッチフォーヘルスは、もともと1960年代に医療分野で生まれた「アプライド・キネシオロジー」から発展しました。
しかし、これを医師ではない一般の人でも使えるようにするためには、診断や治療ではなく、“サポート”する形にする必要がありました。

そこで生まれたのが「自己責任モデル」と「教育モデル」です。

  • 自己責任モデルは、「自分の人生を自分で選び、整えていく力を育てる」考え方。

  • 教育モデルは、「気づき・学び・行動」を通して、健やかな状態を自らつくっていけるように促すアプローチです。

どちらも、「施す側が導く」のではなく、相手の力を信じて寄り添うことを大切にしています。


■“ふれること”の力と、身体が持つ知恵

人は社会的な生き物であり、ふれあい=タッチを通して安心や信頼を感じます。
タッチフォーヘルスでは、筋肉の反応を感じながら、今の体の状態に気づき、
どうすれば元気になるのかを自分自身で感じ、学び、整えることをサポートします。

筋肉にふれ、リンパポイントをやさしく押し、呼吸を深めていく——
そんなシンプルな関わりの中にこそ、体と心が整う鍵があるのです。


■誰でも安全に学べるからこそ広がった

タッチフォーヘルスが世界中に広がったのは、
この「自己責任・教育モデル」を土台にしているから。
専門家だけのものではなく、誰もが使えるシステムとして、安心して学べるのです。

これは私の個人的な意見ですが、
どんなに高度な技術を持つ方でも、こうした考え方を土台にしてほしいと願っています。
それが、本当の意味で相手を尊重し、信じることに繋がるからです。


■学ぶことも、受けることもできるセラピー

タッチフォーヘルスは、セラピストが何かを「する」ものではありません。
優しくふれながらバランスをとることで、
人は自然と、自分で前に進む力を取り戻していくのです。

その瞬間、まるで奇跡のような変化が起こり始めます。

バランスが整えば、気が流れ、血が巡り、酸素が運ばれ、
意欲が湧いて、痛みが気にならなくなり、人生が軽やかになります。

これが、タッチフォーヘルスの本当の魅力。
セッションを受けるのも、学ぶのも、どちらも人生を変えるきっかけになります。


まだまだ伝えたいことは尽きませんが、今日はこのあたりで。

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

Aromadaya 楠 りつ子