2025/05/20

こんにちは。
東京キネシオロジー＆任督五行アロマセラピー教室 Aroma daya の楠りつ子です。

タッチフォーヘルスに出会ってから、もう12年。
あの時は、まさに人生で一番苦しかった時期でした。
どうにもならない状況に、心も体もすっかり疲れ切っていました。

病院、カウンセリング、整体、セラピー、心理学、占い——
思いつく限りの手法を試し、それなりに学びもしてきたけれど、
「頭ではわかっているのに、苦しさが消えない」
そんな状態から抜け出せずにいました。

本気で、生きることを投げ出したくなったほどです。

そんなときに出会ったのがタッチフォーヘルスでした。

最初は、よくわからないまま。でも、バランス調整を受けると、不思議と心がふっと軽くなる感覚があったんです。

何度も何度もバランス調整をしていくうちに、
「問題」だけに意識を向けていた自分が、少しずつ変化していきました。
気になっていたことが気にならなくなり、
心地よくいられる時間が増えていったんです。

すると、「こうしてみたい」「これに挑戦してみたい」という
前向きな思いが湧いてきて、さらにバランスを取りながら進んでいくうちに、
今ではタッチフォーヘルスインストラクターとして、
この奇跡のような変化を伝えるようになりました。

そして先日。
半年前からずっと楽しみにしていた特別な機会——
タッチフォーヘルスの創始者ジョン・シー博士の息子、マシュー・シー先生が来日され、
「クリニカル・タッチフォーヘルス」4日間のセミナーを受講してきました。

ただ、実はこの時期、私自身にもまた大きな波が来ていました。

4月、心を揺さぶられるような出来事があり、
感情が次々にあふれ出して体調にも現れ、
「自分が自分でないような」辛い状態に。

友人に調整してもらったり、セルフケアを繰り返したり……
それでもなかなか回復できず、
しまいには「回復できない自分」に対して、
知らず知らずのうちに罪悪感さえ感じていたのです。

そんな中、セミナー初日。
マシュー先生が、参加者の中からなんと私を最初のデモセッションに選んでくださったのです。まるで奇跡のようでした。

タッチフォーヘルスを学ばれている方ならご存じかもしれませんが、
ストレスリリーステクニックと14筋バランス調整が基本。

マシュー先生は、今の私の感情や状態をとても丁寧に聞き取ってくれ、
「どうなりたいのか」というゴールも一緒に見つけてくれました。

きっと私は、言っていることも支離滅裂だったと思います。
でも、マシュー先生は一切否定せず、ただ静かに、尊重しながら、待ってくれたのです。
何もアドバイスをすることなく、ただ、私を信じて。

筋肉もなかなか安定せず、時間はかかりました。
でも、ユーモアも交えながら、プロセスそのものを信頼し、見守ってくれたことで、
私は少しずつ“クライアントとしての自分”に委ねることができました。

決定的だったのは、「メタファー」を用いた場面です。
筋肉の動きから導かれるメッセージを通じて、
自分の本音を全身で表現するように促されたとき、
「身体は、私に気づいてほしかったんだ」
と深く理解できた瞬間、滞っていたエネルギーが一気に流れ出しました。

調整後には、それまでぼんやりしていた視界がパッと開き、
参加者やマシュー先生の顔がはっきり見えるようになって、
自分自身のエネルギーが戻ってきたのを感じました。

あとで参加者さんたちから「顔が全然違う！」「背が伸びたみたい」と言われ、
本来の自分を取り戻せた喜びでいっぱいになりました。

そしてその後は、「私は本当はどうしたいんだろう？」という
前向きな自分が自然と顔を出してきたんです。

今回の出来事は、私の人生の中で「2番目にしんどかった」と言える体験でした。
でも、仲間のサポートや奇跡的なタイミングでのマシュー先生のセッションによって、
最善の形で抜け出すことができました。

どんなに辛く、病気や不調に悩んでいても——
まずは、諦めないこと。

そして、痛みや苦しさは「ただの不幸」ではなく、
人生を変えるための、偉大な動機づけであるということ。

バランスが崩れているときには、
セルフケアだけで頑張りすぎずに、
家族や友人に筋肉を押してもらったり、
リンパポイントを軽くマッサージしてもらったり、
優しく頭に触れてもらうだけでも、変化は起きます。

タッチフォーヘルスは、“ふれあい”によって元気になっていくメソッド。
誰かと一緒にやるからこそ、癒しが深まるのです。

セラピストでも、カウンセラーでも、コーチでもない。
タッチフォーヘルスは、「自己責任モデル・教育モデル」と言われています。

なぜそうなっていったのか、その背景にはしっかりとした歴史があります。

今回のセミナーでは、書籍では語られない深い話や、
タッチフォーヘルスが大切にしている“自己責任モデル”の真髄に触れることができました。

このあたりの学びは、次回のブログでまたシェアしていきたいと思います。
そして、次回のタッチフォーヘルス練習会でも体験を交えてお伝えします！

もし、タッチフォーヘルスに興味がある方、
セラピストとして活動されている方がいらっしゃったら、
ぜひ一度、この世界に触れてみてください。
きっと新しい視点が見えてきます。

日　時： 6月19日（木）13:00〜17:00
場　所： 東京・江東区（木場駅から徒歩2分）
参加費： 3,500円
詳細・お申込みはこちら

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたの心と身体にも、やさしいタッチが届きますように。

マシュー来日セミナー受講レポート奇跡の4日間！